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商家の店構えと内部 (明治39(1906)年以前・中京区下本能寺町)
京都でも有名な文具商の店先。ばったり床几、人力車、住所板、門灯(石油ランプか電灯。)京都にガス灯が通ったのは明治42 (1909) 年のこと。)などこの当時の様子がうかがえます。
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京町家のファサ−ド (昭和8 (1933) 年10月5日・中京区橋弁慶町)
あげ床几、開店中のサインでもある水引暖簾(軒桁につけた横長の暖簾で、関西の町家に多い)、虫籠窓、格子(縦の組み木が上下とも枠一杯まで入った商家特有の京格子)などこの当時の京町家の外観がよくわかります。
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庭先での弦楽四重奏 (明治末期・下京区太子山町)
音楽好きの商家の旦那衆が集まっての演奏会の様子を撮影したもので、趣味の集まりによる弦楽四重奏としては、日本でもかなり早い時期のものです。
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祇園会の屏風祭 (昭和30年代末・下京区太子山町)
祇園祭は、別名「屏風祭」ともいわれるくらい、宵々山や宵山には、山鉾町やその周辺の町々で、店の間の格子をはずして、家宝の屏風や生け花を飾ったりして、道行く人々の目を楽しませました。
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髪結いの訪問 (大正期・中京区柳水町)
髪結いは、京都弁でカミイイサンとして、町の女性たちの生活にとけ込んだ商売で、髪結いさんは、通常10日に1度ぐらいの割合で回ってきたようです。髪を結ってもらっている間の話が、楽しかったようで、この当時の様子がうかがえます。 | |
庭先でのティ−パ−ティ− (昭和14(1939)年5月・下京区船鉾町)
画面左端の少女の誕生会の模様を撮影したものです。京都の町家のうち、特に都心部である祇園祭の山鉾町界隈の町家には、奥に裏庭があることが多くみられ、家の子供たちの遊び場として利用されていたことが多かったようです。
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商家の奥さん方の茶話会 (大正期か・中京区骨屋町)
ご服問屋の奥さん方が、2階座敷に寄り合って撮影されたものです。島田髷(主に未婚の女性の髪型であった)や丸髷(既婚女性の髪型)を結った女性に煎茶が出されています。煎茶道は、京都の町衆のなかで盛んであった、座敷に煎茶用具を常備しておく家が多かったようです。
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