◇中世の史跡 |
1■船岡山(ふなおかやま) (国指定史跡) 所在地:京都市北区紫野北船岡町 平安京造営の基準点になった山とし て推定されており,平安時代には修法 や遊楽の場であったが,のちに葬送の 場となり,室町時代には合戦場ともな るなど歴史的な意義をもっています。 |
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2■高山寺(こうざんじ)境内 (国指定史跡) 所在地:京都市右京区梅ヶ畑栂ノ尾町 京都には,中世寺院の遺構を伝える 数多くの史跡があります。高山寺もそ の内の一つで,鎌倉時代初めに再興さ れ現在もその当時の遺構が残されてい ます。 |
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3■京都大学構内火葬塚(かそうづか) (京都市登録史跡) 所在地:京都市左京区北白川追分町 京都大学構内にあり,昭和53年発見 れたもので,平安時代後期から鎌倉時 代の火葬地を「火葬塚」として祭った ものです。葬法の変遷を知るうえで貴 重な史跡といわれています。 |
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■その他の中世の史跡 |
名 称 | 区 分 | 所在地 | 史跡の概要 | |
4 慈照寺(じしょう じ )(銀閣寺) 旧境内 |
国指定 史跡 |
京都市左京区 銀閣寺町 |
足利義政の山荘跡で室 町時代の石組・建物跡 などが発見された。 |
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5 妙心寺(みょうし んじ)境内 |
国指定 史跡 |
京都市右京区 花園妙心寺町 ・花園寺ノ中町 ・花園大藪町 |
南北朝時代の創建で禅 宗本山寺院の伽藍配置 が残る。 |
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6 醍醐寺境内 (栢杜遺跡かや のもりいせき) |
国指定 史跡 |
京都市伏見区 醍醐栢ノ森町 |
平安時代後期から鎌倉 時代に造営された醍醐 寺の子院跡。 |
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7 平安宮造酒司 (みきのつかさ) 倉庫跡 |
京都市 指定史跡 |
京都市中京区 聚楽廻松下町 |
造酒司は,主に平安宮 で支給される酒・醴 (あまざけ)・酢等の 醸造をつかさどる役所 で,平安時代前期の醸 造用の米等を保管する 高床式倉庫の遺構。 |
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京都市 指定史跡 |
京都市伏見区日野西大道町 | 11世紀半ば創建の真言宗醍醐派の寺院。阿弥陀堂(鎌倉時代・国宝)を中心とした境内は、大規模な地形改変をうけていない創建当初の姿をとどめている。 | ![]() |
9 安楽壽院(あんらくじゅいん)境内 |
京都市 指定史跡 |
京都市伏見区竹田中内畑町 |
創建は鳥羽上皇により保延3年(1137)に鳥羽離宮の東殿に御堂が建立されたのに始まる。歴史の変遷の中にあっても現在も創建当初の位置に存続し、鳥羽離宮の歴史を研究する上で欠かすことができない。 |
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