京都の歴史と文化 映像ライブラリー

民俗芸能・伝統芸能

大田神社巫女神楽

 京都市登録無形民俗文化財「大田神社の巫女神楽」の記録映像(原版はVHSビデオ)。京都市北区上賀茂の大田神社で毎年元旦、節分、2月24日のさんやれ、4月と11月の10日の大祭、大祭以外の月の10日夜の月次祭で行われる。
 大田神社は賀茂別雷神社(上賀茂神社)の境外摂社で式内社(しきないしゃ)。大田神社の刀禰(とね)の家によって巫女神楽が奉仕される。巫女2名が舞と銅拍子(どうびょうし)、男性2名が鼓(つづみ)、締太鼓(しめだいこ)こを担当し、銅拍子と太鼓でチャン、次に銅拍子と鼓でポンと音を出す。その繰り返しの間に、巫女は右手の神楽鈴(かぐらすず)を鳴らしながら、右回り3回、左回り3回、さらに右回りに3回まわる。この音から地元では「チャンポン神楽」とも呼ばれている。京都で行なわれてきた古い巫女舞の芸態や特色を伝えている。
■製作年月:平成14年度(2002)[平成8年(1996)撮影]
■製作:京都市(制作)
■制作:松竹京都映画株式会社
■6分45秒
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