京都の歴史と文化 映像ライブラリー

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大枝山古墳群

 京都市指定史跡「大枝山古墳群(6~12、15、16、18~21号墳)附 14号墳」の記録映画(原版はVHSビデオ)。
 大枝山古墳群は、西京区御陵大枝山町に所在する古墳時代後期(6世紀後半から7世紀初頭)の群集墳で、現在までに20基以上が確認されており、1980年代には発掘調査が実施された。古墳はいずれも円墳で、直径が15~20m、高さ3m前後のものもある。主体部は横穴式石室で須恵器を中心とする土器類や鉄鏃、刀子、鉄刀、耳環等の金属製品が出土している。これらの遺物の中には装飾付須恵器や朝鮮陶質土器及び銀象嵌を施した鉄刀など希少なものもあり、本古墳群を特色付ける副葬品となっている。本古墳群は、市内の古墳時代後期の群集墳の中でも極めて良くその形状をとどめており、平安京遷都以前の京都の歴史を研究する上で貴重である。
■製作年月:昭和56年(1981)7月
■製作:西武都市開発株式会社(企画)
■制作:京都映画株式会社
■42分50秒
※VHS版からDVCAMを経てMP4へ変換