京都の歴史と文化 映像ライブラリー

まつりと行事・習俗

松尾大社御田祭

 京都市登録無形民俗文化財「松尾大社御田祭」の記録映像(原版はVHSビデオ)。京都市西京区嵐山の松尾大社で毎年7月第3日曜日に行われる。
 松尾大社の氏子地域の12歳前後の少女から選ばれた3人の植女(うえめ)による田植祭。朝10時頃、本殿で神事が行われ、かいばり(打掛)に紅白の襷(たすき)をかけ、花笠を被った植女に早苗が渡される。植女は、両腕を水平に伸ばし、壮夫(そうふ)の肩の上に載せられて拝殿を3周し、神饌田に向かう。神饌田では、虫除け行事が行われる。永和2年(1376)の「松尾社年中神事次第」にこの御田祭の記載があるほか、万治2年(1659)の「御田代神事図」では、ほぼ現在の植女と同じ姿などが描かれている。
■製作年月:平成15年度(2003)[平成10年(1998)7月撮影]
■製作:京都市(企画)
■制作:松竹京都映画株式会社
■12分52秒
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