京都の歴史と文化 映像ライブラリー

「京の郷土芸能まつり」公演

50周年記念(1) やすらい花・剣鉾差し・稚児舞

50周年記念 都の賑わい1 玄武やすらい花/瀧尾神社剣鉾差し/祇園祭長刀鉾祇園囃子と稚児舞
〇玄武やすらい花 京都市北区 4月第2日曜 国重要無形民俗文化財(約12分)
 平安時代に起源をもつと伝えられる“やすらい花”は、桜の花の散る頃、流行する疫病を退散させるため、風流の扮装をして鉦、太鼓をたたき、踊りながら今宮神社へ参拝し、無病息災を祈願したのがはじまりといわれる。
〇瀧尾神社剣鉾差し 京都市東山区 9月最終日曜日(約19分)
 剣鉾は祇園御霊会の鉾に由来するとも伝えられ、祭の神幸列に神輿とともに巡行して彩を添えている。剣鉾はものもと悪霊を鎮める祭具であり、基本の形は、剣・錺・額・受金・鈴・吹散・棹からなり、長さは6メートル程で、重さも相当なものとなる。
〇祇園祭長刀鉾祇園囃子と稚児舞 京都市下京区・中京区 7月17日 国重要無形民俗文化財(約24分)
 祇園祭のとき、山鉾の上で囃されるのが祇園囃子で、いわゆる「コンチキチン」である。祇園囃子は日本音楽の草分け、神楽にはじまり、念仏音楽、風流囃子を取り入れ、後に能楽の影響を受け、今日のような優雅な囃子になったといわれる。 また、長刀鉾は、現在では唯一生稚児が二人の禿を従え、鉾の上で囃子に合わせて稚児舞が行われる。