第37回京の郷土芸能まつり2　千本ゑんま堂大念仏狂言／和久里壬生狂言
〇千本ゑんま堂大念仏狂言　京都市上京区　5月1～4他　京都市登録無形民俗文化財（約28分）
　京都の念仏狂言は､仏教的色彩の濃厚な宗教劇として始まり､次第に能狂言などを取り入れ芸能化してきたもので､壬生寺の壬生狂言､嵯峨清凉寺(通称　嵯峨釈迦堂)の嵯峨大念仏狂言､引接寺(通称　千本ゑんま堂)の千本ゑんま堂大念仏狂言､神泉苑の神泉苑狂言が伝承されている。
〇和久里壬生狂言　福井県小浜市　国選択無形民俗文化財　福井県指定無形民俗文化財（約30分）
　小浜市和久里にある西方寺境内に建つ「市の塔」と呼ばれる宝篋印塔の七年供養会で奉納される無言の仮面劇。七年に一度の行事で、演目は９曲あり、うち６曲は京都の壬生大念仏狂言と共通した演目である。