京都の歴史と文化 映像ライブラリー

「京の郷土芸能まつり」公演

第39回(3) 六斎念仏・祇園囃子

第39回京の郷土芸能まつり3 久世六斎念仏/祇園祭綾傘鉾祇園囃子
〇久世六斎念仏 京都市南区 8月のお盆前後他 国重要無形民俗文化財(約20分)
 六斎念仏は、平安時代空也上人が、民衆に信仰を広めるために、鉦や太鼓をたたいて踊躍念仏を始めたのが起こりといわれ、後に仏教でいう六斎日に行われたことから、六斎念仏とよばれるようになったと伝えられる。江戸時代中期から次第に風流化し、現在では六斎日とはかかわりなく、盆の行事を中心に行われる。六斎念仏には、古風で素朴な干菜系六斎と芸能化し、娯楽性をもった空也系六斎の二つの系統がある。
〇祇園祭綾傘鉾祇園囃子 京都市下京区・中京区 7月17日 国重要無形民俗文化財(約14分)
 祇園祭のとき、山鉾の上で囃されるのが祇園囃子で、いわゆる「コンチキチン」である。祇園囃子は日本音楽の草分け、神楽にはじまり、念仏音楽、風流囃子を取り入れ、後に能楽の影響を受け、今日のような優雅な囃子になったといわれる。