京都の歴史と文化 映像ライブラリー

「京の郷土芸能まつり」公演

第41回(1) 京舞・番匠儀式・やすらい花

第41回京の郷土芸能まつり1 京舞井上流/番匠儀式/玄武やすらい花
〇京舞井上流 京都市東山区(約12分)
 わが国の舞踊りは、舞と踊りに分けられ、京舞は舞の分野に入るので、上方(京都、大阪)の座敷舞に発し、主に地唄や義太夫節を地とする静かな舞である。
〇番匠儀式(釿始めと木遣音頭) 京都市中京区 1月2日 京都市登録無形民俗文化財(約22分)
 番匠儀式は、奈良時代に起源をもつと伝えられ、番匠と呼ばれた建築の工匠が正月に1年の安全を祈願する儀式で、1月2日には年頭儀式である「釿始(ちょうなはじ)め」が行われ、あわせて木遣音頭も歌われる。
〇玄武やすらい花 京都市北区 4月第2日曜 国重要無形民俗文化財(約13分)
 平安時代に起源をもつと伝えられる“やすらい花”は、桜の花の散る頃、流行する疫病を退散させるため、風流の扮装をして鉦、太鼓をたたき、踊りながら今宮神社へ参拝し、無病息災を祈願したのがはじまりといわれる。