京都の歴史と文化 映像ライブラリー

「京の郷土芸能まつり」公演

第20回(1) やすらい花・人形浄瑠璃

第20回京の郷土芸能まつり1  やすらい花/人形浄瑠璃
〇今宮やすらい花 京都市北区 4月第2日曜日 国重要無形民俗文化財(約15分)
 平安時代に起源をもつと伝えられる“やすらい花”は、桜の花の散る頃、流行する疫病を退散させるため、風流の扮装をして鉦、太鼓をたたき、踊りながら今宮神社へ参拝し、無病息災を祈願したのがはじまりといわれる。
〇和知人形浄瑠璃 京都府船井郡京丹波町 京都府指定無形民俗文化財(約25分)
 丹波町の和知の大迫地区で始まったと伝えられる人形浄瑠璃。古くは「大迫人形」と呼ばれ、当時は小形の張りぼて人形数個をあやつり、農閑期に行われていた。後に大阪の文楽にならい義太夫、三味線、人形遣いの三位一体の芸能となり、上演形式も文楽に準じるものとなった。